あいおいニッセイ同和損保 MS&AD INSURANCE GROUP

多様な人財の総活躍

障がい者雇用・活躍推進

「誰もが、楽しく、誇りをもって」働くことのできる職場を目指して

障がい者雇用「地域密着モデル」・事務サポートセンターの全国展開を通じた地域共生社会の実現

ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン推進の重要な施策の一つとして、障がい者雇用の拡大、活躍推進に積極的に取り組んでいます。障がい者が働きやすい職場は、一人ひとりが多様性を受け入れる風土・意識を生み出し、社員全員が働きやすい職場の実現につながっています。2023年度 障がい者 雇用率/2.60%(2023年4月1日現在)
[全国の職場での採用]社員の障がい特性を理解し、人を思いやる「お互い様」の意識を持つことで、コミュニケーションが活性化し、誰もが働きやすい職場の実現につながっています。また、障がい者雇用の拡大に向け、全国166ヵ所のハローワークへ求人票を一斉に掲載し、新規採用を積極的に行っています。2023年度 障がい者 雇用人数/327人(2023年4月1日現在)

障がい者雇用「地域密着モデル」

各地域の特別支援学校から、主に知的障がいのある生徒をインターンシップ(企業実習)を経て、部支店長席に事務補助要員として採用する「地域密着モデル」を展開しています。2023年4月現在、33人の障がいのある社員が各職場で活躍しています。

あんしんサポート損害サービス第一部 西村真凛(2023年入社)

あんしんサポート損害サービス第一部 西村真凛(2023年入社)

部内のサービスセンターのデータ入力や、封筒の押印などの事務補助をしています。たくさんの仕事をいただいて、とてもうれしい気持ちです。最初は一人では出来なかった仕事もだんだんとできるようになり、達成感や充実感を得ています。今後は、仕事に対して責任感を持ち、依頼されたものは早く提出できるようにしたいです。

事務サポートセンター(特定業務集中職場)の展開

恵比寿・日本橋・大阪・名古屋の4ヵ所で事務サポートセンター(特定業務集中職場「以下:JSC」)を展開しています。障がいのある社員それぞれがハンディを強みに変え、求められる以上の業務品質を日々目指して、各部支店から業務を請負い、活躍しています。

恵比寿JSC(2017年4月開設)

本社各部署からの切り出し業務を中心に業務を請負い、高い評価をいただいています。メンバー一同モチベーション高く業務に取り組んでいます。

日本橋JSC(2020年4月開設)

依頼業務に全力で対応することはもちろん、日々業務への習熟やスキルアップに取り組んでいます。依頼部署から、商品知識を踏まえた臨機応変な対応をしてもらえたと高い評価をいただいています。

大阪JSC(2020年4月開設)

新規業務対応時には都度マニュアルを作成し、スポットや工数の多い業務にも全員が対応できるようにしています。また、業務終了後にダブルチェックを徹底し、ミスの防止と作業品質の向上を常に目指しています。

名古屋JSC(2022年4月開設)

2022年4月に事務チーム4人、オフィスチーム2人でスタートしました。業務の先のお客さまのことを意識し、会社に貢献できるように、かつ依頼元に喜んでもらえるよう全員で協力して業務を行っています。

[「The Valuable 500」に加盟]2019年に世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発足した世界的イニシアティブである「The Valuable 500」の掲げる目的・考えに賛同し加盟しました。「The Valuable 500」はインクルーシブルなビジネスは、インクルーシブな社会を創るという考えのもと立ちあげられ、障がい者ビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮するような改革をビジネスリーダーが起こすことを目的としています。[東京都「障害者雇用エクセレントカンパニー賞(東京都知事賞)」を受賞]2022年に「特色ある優れた障がい者雇用の取り組みを行う優良な企業」として、東京都から「障害者雇用エクセレントカンパニー賞(東京都知事賞)」を損保業界で初めて受賞しました。

シニア社員の活躍

シニア層の社員がチャレンジ意欲や誇り、やりがいをもって働き続けることが「多様な人財が総活躍する」風土作りにつながると考えています。
研修や制度の拡充に加え、55~59才の社員を対象に、「キャリア&ライフデザイン研修」を実施しています。また、シニア世代に向かう45~49才の社員に対して、キャリア(働き方)だけでなく、人生の歩み方という視点から、立ち止まって考える「キャリアのミライ戦略」を実施します。
再雇用制度では、一人ひとりの「やりがい」につながるよう、担う役割に応じたメリハリある処遇体系を設けています。

外国籍社員の活躍

さまざまな国籍の社員の活躍で、多様な視野・知見の融合によるイノベーションが起こり、企業の発展につながると考えています。2023年5月現在55名の外国籍社員が、本社および現場第一線で能力を発揮し、活躍しています。

アスリート社員の活躍

アスリート研修会に集合した所属アスリート社員

アスリート研修会に集合した所属アスリート社員

2015年度から積極的にアスリート採用を行っています。国際大会に出場する選手から地域で頑張る選手まで所属アスリート20人(うち障がい者アスリート11人・2023年4月現在)が競技と仕事を両立しています。

スポーツを通じた地域貢献・教育支援:小中学校での講演・体験授業実施

中央が、2020東京パラリンピック日本代表 秋田啓

中央が、2020東京パラリンピック日本代表 秋田啓

「あいおいニッセイ同和presentsチャレンジプログラム」として、当社アスリートが講師となり小・中学校や特別支援学校で講演・体験授業を実施しています。障がい者スポーツを通じた共生社会を理解する教育の一翼を担っています。
[「東京都スポーツ推進モデル企業」に5年連続認定!制度創設以来唯一の「殿堂入り」]東京都では、2015年度より従業員のスポーツ活動の促進に向けた取り組みやスポーツ分野における支援を実施している企業等を「東京都スポーツ推進企業」に認定しており、特に社会的な影響や波及効果の大きい取り組みをしている企業等を「東京都スポーツ推進モデル企業」として選定、表彰しています。当社は本制度創設以来、5年連続で認定された唯一の企業となり、これにより、東京都より『殿堂入り』の栄誉を頂戴することとなりました。
[あいおいニッセイ同和損保はチャレンジするアスリートを全力で応援しています。]特設サイト・Facebook:スポーツ応援サイト「AD Challenge Support」

人権啓発

ダイバーシティ推進の前提となるのは、差別・ハラスメントのない、人権が尊重された職場環境です。
当社では、多くの研修等の機会を通じて社員の人権啓発に努めています。

[全職場・社員研修]教材(DVDや資料を活用し、職場単位で論議します。研修テーマ:ビジネスと人権、身近な人権課題 等 [ニュースの発行]人権関連の情報を毎月発信します [階層別研修]社員の階層別に重要なポイントを整理して研修を行います。対象者:新入社員、新任部支店長・ライン長) [人権標語の募集]人権啓発研修の中で取り組み、優秀作品を表彰します

LGBTQの理解・支援

誰もが安心して活躍できる会社・社会づくりを目指し、LGBTQ※1の理解促進に向けた取り組みを行っています。
2017年には同性パートナーの結婚・育児・介護関連等諸制度の適用を可能にし、2020年には社員の理解度向上に向け「LGBTQ支援・理解促進ハンドブック」を作成・配布しました。2021年度からは6月・11月を「レインボー月間」と称し、社内SNSのLGBTQポータルサイト「ALLY(アライ)※2」を活用したLGBTQ支援・理解促進の情報交流等を行っています。今年度は、さらに社内外に理解・支援を促すため、DE&I推進担当役員メッセージの配信や、当社の取組姿勢を表すロゴのレインボーバージョンを公式ホームページや名刺等に表示しています。
また、MS&ADインシュアランス グループでは、人権基本方針に性的指向や性自認等による差別禁止を定めるとともに、グループ共同取組として「LGBTQオープンセミナー」の開催やLGBTQの支援を行う非営利団体「work with Pride」に協賛し、各種活動に参画しています。
これまでの活動が評価され、「work with Pride」が策定した「PRIDE指標2023」で3年連続ゴールド評価を受賞しました。

  • L:レズビアン(同性を好きになる女性)、G:ゲイ(同性を好きになる男性)、B:バイセクシャル(両性を好きになる方)、T:トランスジェンダー(生物学的・身体的な性、出生時の戸籍上の性と性自認が一致しない方)、Q:クエスチョニング(心の性や好きになる性がはっきりしない、どちらかに決められない、決めたくない方)
  • LGBTQ等の性的マイノリティを理解し、支援するという考え方、あるいはそうした立場を明確にしている人
画像:当社LGBTQ ALLYロゴ、LGBTQ支援・理解促進ハンドブック、Web社内報・DE&I推進担当役員メッセージ、当社の取組姿勢を表すロゴのレインボーバージョンを付けた名刺