テレマティクス損害サービス
テレマティクス損害サービスは映像・位置情報・加速度情報などを中心としたデジタルデータの活用による革新的かつ高度な事故対応です。
テレマティクス損害サービスで実現できること
あいおいニッセイ同和損保は、テレマティクス自動車保険において車両デバイスから得られるデジタルデータを活用することで、各パートナー企業とともに「テレマティクス損害サービスシステム」を開発しました。お客さまとの電話や書類のやりとりを中心とした従来の事故対応から、走行データや運転挙動・位置情報を中心としたデジタルデータの活用による革新的かつ高度な事故対応に変革します。
これにより、事故にあわれたお客さまの保険金請求手続にかかるご負担を軽減し、新たな付加価値を提供するとともに、24時間365日事故対応サービス「I'm
ZIDAN」と合わせ、よりよいサービスを実現します。
「受信型」から「発信型」へ(テレマティクスデータによる事故受付)
事故を起こした際にお客さまから事故連絡をいただく従来の「受信型」から、上述の各種デジタルデータから車両の大きな衝撃を検知し、保険会社からお客さまへ能動的に連絡する「発信型」への変革により、迅速かつ的確なサポートによる事故受付を実現し、お客さまへ安心を提供します。
「推測」から「視認」へ(事故場所・状況の把握)
お客さまから伺った事故場所・状況等の情報をもとにした「推測」から、上述の各種デジタルデータの可視化による「視認」へと変革し、事故直後のお客さまのご負担を軽減します。
「主観」から「客観」へ(示談交渉(注))
お客さまや事故相手の方から伺った情報(=主観的な情報)をもとに実施していた示談交渉を、ドライブレコーダー映像等のデジタルデータ(=客観的な情報)をもとに判定した責任割合の情報に基づく示談交渉へ変革し、迅速かつより適切な解決を実現します。
- 話合いでの解決が困難な場合など、当社は必要に応じ被保険者の同意を得たうえで当社の選任した弁護士が相手の方との交渉にあたることがあります。
テレマティクス損害サービスの機能
万が一の事故時のサポート
突然の事故でお客さまは気が動転して、事故状況を説明することが困難な場合があります。
慣れない事故で不安なお客さまに対して、専任オペレータからご連絡を行うことで、事故直後のお客さまの不安を解消します。
事故直後のお客さまへのアウトバウンドコール
お車が大きな衝撃(自力走行が困難と思われる程度の衝撃(注))を検知すると、①自動的にコールセンターへ通知し②専任オペレータから安否確認コールを行います。③事故直後の初期対応に必要なアドバイスや、お車のレッカー牽(けん)引・搬送等の手配等、事故で不安を抱えるお客さまを迅速かつ的確にサポートします。- 過去に発生した事故における衝撃の度合いを分析して事故検知の精度を高めていますが、車種、重量等の条件により衝撃の検知に違いがあるため、コールセンターに通知されないことがあります。また、自力走行が困難と思われる事故を対象としているため、衝突後に所定の距離を移動している場合も、同様にコールセンターに通知されないことがあります。事故以外による衝撃を検知した場合にもコールセンターに通知され、安否確認コールを行うことがあります。
専任オペレータが事故直後のお客さまをサポート
レッカー手配をはじめ多様なサービスに対応します。- 安否確認コールによってお客さまの負傷等が確認され、専任オペレータがお客さま自身で119番通報が困難だと判断する場合に、管轄の消防本部へ救急車の出動を依頼します。
- 専用事故受付デスクに連携され、専任オペレータがご対応します。
事故後の対応の負担軽減
事故時には当社オリジナルの車載器、またはテレマティクス端末からお車の位置情報・速度などが自動で送信されます。
ドライブレコーダー型商品をご契約されている場合は、事故映像も自動送信されます。
突然の事故でお客さまは気が動転して、事故状況を説明することが困難な場合があります。そのような時でも、事故にあわれた場所や事故に至るまでの経路などの事故状況を正確かつスムーズに把握するため安心です。
- 通信環境等により事故にあわれた場所などを把握できない場合があります。
事故状況図のイメージ
迅速かつ適切な事故対応
事故状況をAIで解析(「ドライブレコーダー型商品」のみ)
当社オリジナルのドライブレコーダーの映像から相手車両の速度等の事故状況をAIで解析します。判例情報と照らし合わせて責任割合の判定をサポートすることで、迅速かつ適切な事故解決を実現します。常時録画とイベント記録
ドライブレコーダーは、お車のエンジンが起動している間は常に映像を録画しています(「常時録画」といいます)。
また、事故等により大きな衝撃(自力走行が困難と思われる程度の衝撃)を検知した場合、その衝撃があった前後合わせて約15秒間の映像を「イベント記録」として保存し、内蔵された通信機能により、当社に自動送信します(注)。
- ドライブレコーダー型テレマティクス端末が検知した衝撃が上記未満で、手動による通報を案内する画面表示がされる場合にも当社に自動的に送信されます。衝撃が小さく画面表示がされない場合は、映像が上書きされないようにドライブレコーダー型テレマティクス端末を操作して手動で映像を送信するか、SDカードを取りはずしてバックアップをとってください。操作方法について詳しくは、取扱説明書等をご覧ください。
コネクティッドカーから得られる走行データを活用した事故対応サービス(「タフ・つながるクルマの保険」「タフビズ事業用自動車総合保険(つながるプラン)」のみ)
コネクティッドカーから自動で送信されるお車の位置情報・速度などのデータを事故対応にも活用します。相手のある事故では、事故状況に対して双方で意見が食い違うことがありますが、「コネクティッドカーから得られる走行データ」をもとに事故対応を行うことで、お客さまが事故状況を説明する負担が軽減されるとともに客観的な事実に基づく迅速・適切な示談交渉が可能となります。テレマティクス損害サービス × I'm ZIDAN
当社の「I'm
ZIDAN」という事故対応サービスでは、保険会社の社員だからこそできる示談交渉などの事故対応を、24時間365日行うことができます。
テレマティクス技術による、映像やデータを活用した迅速な事故対応と24時間365日事故対応サービス「I'm
ZIDAN」を合わせ、当社独自のお客さまをサポートする事故対応サービスの充実化を図ります。
※このページはテレマティクス損害サービスの概要を説明したものです。ご契約にあたっては必ず「タフ・クルマの保険パンフレット」「テレマティクス自動車保険のご案内パンフレット」または「タフビズ事業用自動車総合パンフレット」「事業用テレマティクス自動車保険のご案内パンフレット」および「重要事項のご説明」をあわせてご覧ください。
また、詳しくは「ご契約のしおり(普通保険約款・特約)」をご用意していますので、必要に応じて当社ホームページでご参照ください。もしくは、代理店・扱者または当社までご請求ください。
ご不明な点につきましては、代理店・扱者または当社にお問合わせください。
テレマティクス自動車保険 商品のご案内
タフ・つながるクルマの保険
「タフ・つながるクルマの保険」では、ご契約のお車に装備されたコネクティッドカーを通じて取得した車両運行情報(走行距離および運転特性)等を活用し、安全運転アドバイスや運転分保険料の算出、万が一の事故時には高度な事故対応サービスを提供し、お客さまのカーライフに安全と安心をお届けします。
タフ・見守るクルマの保険プラス
「タフ・見守るクルマの保険プラス」では、当社指定のテレマティクス端末を活用した運転アドバイスなどの各種サービスをご提供し、お客さまの安全運転を支援します。そして、安全運転スコアに応じて、継続契約の保険料を割り引きます。さらに万が一のときは、高度な事故対応サービスでお客さまをしっかりサポートするので安心です。
ささえるNAVI「Lite」
ささえるNAVI「Lite」は、通信型ドライブレコーダーを活用した当社フリート契約者向けの事故低減支援サービスです。
ドライバーに対するより効果的な安全運転指導を後押しし、先進技術で企業と従業員の安全・安心をサポートします。
- 「タフ・つながるクルマの保険」は、「運転特性情報による保険料算出に関する特約(車両運行情報による保険料精算に関する特約用 )」および「車両運行情報による保険料精算に関する特約」がセットされた個人総合自動車保険、「タフ・見守るクルマの保険プラス」は、「運転特性情報による保険料算出に関する特約」に加え、「ドライブレコーダーによる事故発生の通知等に関する特約」(タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型))または「事故発生の通知等に関する特約」(タフ・見守るクルマの保険プラスS)のいずれかの特約がセットされた個人総合自動車保険、「タフビズ事業用自動車総合保険」は一般総合自動車保険のそれぞれのペットネームです。
- 「タフビズ事業用自動車総合保険(つながるプラン)」は、「運転特性情報による保険料算出に関する特約(車両運行情報による保険料精算に関する特約用)」および「車両運行情報による保険料精算に関する特約」がセットされた「タフビズ事業用自動車総合保険」のプラン名称です。
(2022年2月承認)GB21A010899