タイ初の走行距離連動型自動車保険の認可取得
2016年3月8日
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
MS&ADインシュアランス グループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(社長:鈴木 久仁、本社:東京都渋谷区恵比寿1丁目28番1号) のタイ現地法人であるAioi Bangkok Insurance PCLは、走行距離連動型自動車保険の商品認可をタイの保険監督局(OIC:Office of Insurance Commission)より2016年3月2日付で取得しました。タイでは初の走行距離連動型自動車保険となります。
昨今、テレマティクス技術※の進化に伴い、欧米を中心として自動車の走行データを活用した様々な商品やサービス提供が行われています。タイでもこうした世界的な潮流に追随する中で、同国の他損保に先駆けて商品認可を取得したものです。
※テレマティクスとは、「テレコミュニケーション(通信)」と「インフォマティクス(情報工学)」を組み合わせた造語。カーナビやGPSなどの車載機と移動体通信システムを利用して、様々な情報やサービスを提供する仕組み。
1.認可を取得した走行距離連動型自動車保険について
自動車の走行距離に応じた自動車保険で、走った分だけの合理的でムダがない保険料をお支払いいただくものです。PAYD(Pay As You Drive)型自動車保険とも言われます。
今般の認可取得を受け、本年内にタイでの新商品発売を目指します。
2.開発の背景について
当社は、2015年3月に100%子会社であるAioi Nissay Dowa Insurance Company of Europe Limitedを通じて、英国テレマティクス自動車保険の大手Box Innovation Group社の株式を取得し、子会社としました。これにより、英国テレマティクス自動車保険市場に本格参入し、昨年12月には、英国トヨタが販売する小型車Aygo(アイゴ)専用のテレマティクス自動車保険を新たに発売しました。
また、国内においては、2004年に国内保険会社としては初めて実走行距離連動型自動車保険「PAYD」を発売、2015年には同商品を「安心・安全・お得」を提供する商品「つながる自動車保険」としてリニューアルし発売するなど、テレマティクス自動車保険のパイオニアとして研究を進めてきました。
こうして培ったテレマティクス技術に関するノウハウを最大限活用しグローバルに展開、テレマティクス自動車保険の世界主要プロバイダーとなることを目指しています。
今般、タイにおいてもそのノウハウが認められ、同国初の走行距離連動型自動車保険として認可を受けたものです。
以上